「泣いている子どもを抑えるのはかわいそうだ。」と抑えを緩くしてしまうことにより子どもが動き診察時の道具などで思わぬ事故につながります。特に抑えが必要な診察(例 のど、耳の診察等)は、しっかりと抑えるようにしてください。子どもは必死なので油断すると思わぬ事故につながります。
●0-4ヶ月:ベッドに寝かせて診察することがあります。その際は、おむつ1枚にして診察する場合があります。
●5-12ヶ月:のど・耳の診察では、養育者のお手伝いをお願いします。片方の腕で前から両手を抑え(図-1)子どもの足をしっかりと養育者の足で挟み込み、足・腰・腕をしっかりと抑えます。次にもう一方で額を抑えてください(図-2)。インフルエンザの簡易検査を行う場合は、細い綿棒を鼻のかなり奥まで入れますので、子どもが少しでも動くと非常に危険ですので、先の抑え方と同様にしっかり抑えましょう。
図-1 利き腕でしっかり子どもの身体を抑えます。このときに手が出てこないようにしっかり抑えます。同時に子どもの足をしっかり養育者の足で挟み込みます。
図-2 反対の手でしっかり子どもの額を抑えます。
図-3 耳の診察
●1歳以上:のど・耳の診察では、養育者のお手伝いをお願いする場合があります。
片方の腕で前から両手を抑え、もう一方で額あたりを抑えてください。インフルエンザの簡易検査を行う場合は上記ののど・耳の診察と同様の抑え方をお願いする場合があります。
目黒通りこどもクリニック